種類と特徴
当園で作っているお茶の種類と特徴について説明します。
1. 玉露
お茶刈りの2~3週間前に遮光率の高い覆いを被せて育てた香り高いお茶です。
遮光されたことで深い綺麗な緑色となり、渋みも少なく、贈答用にもおもてなしにも使える贅沢なお茶となります。
お茶を淹れる温度は45~55℃程度のぬるめのお湯が最適です。
高温のお湯で淹れてしまうと渋み成分まで抽出されてしまうので注意が必要です。
また、お湯は必ず沸騰させて1~2分待ってから火から降ろし冷まして使って下さい。
こうすることでカルキなどの塩素臭さが無くなり、より美味しく淹れられます。
2. かぶせ茶
玉露と同様に収穫の2~3週間前に遮光して育てた香りの良いお茶です。
遮光率が低いので玉露ほどのまろやかさはありませんが、とても美味しいお茶になります。
お茶を淹れる温度は55~65℃程度の少しぬるいお湯が適しています。
玉露同様に水のカルキが抜けるように沸騰させてから冷まして使って下さい。
3. なごみ茶
当園オススメのお茶になります。
遮光はしていませんが、火入れをしていないので甘味のあるお茶に仕上がっています。
お茶を淹れる温度は60~70℃が良いでしょう。
渋めのお茶がお好みなら80℃程度の少し熱いお湯で淹れても大丈夫です。
こちらもカルキ抜きは必ず行って下さい。
4. くき茶
茶葉と一緒に収穫されたクキの部分を集めたお茶になります。
普段飲みにオススメなお買い得なお茶となっています。
当園ではクキだけではなく若干の茶葉も混ぜてありますので、美味しく淹れることができます。
くき茶は沸騰して少し置いた70~90℃程のお湯で淹れることができます。
沸騰直後のお湯では苦みが出るので、少しだけ冷まして淹れて下さい。
5. ティーバッグ
急須が無い場合でも気軽に淹れることができるティーバッグも用意しています。
外出先やお仕事に行かれる際に最適です。
中身はなごみ茶やくき茶を粉砕したものになります。
60~70℃程度のお湯で抽出後にティーバッグを取り出すか、水出しで抽出ができます。
冷茶を手早く作りたい場合は、少ないお湯で抽出して水や氷を加えます。
6. 粉茶
なごみ茶やくき茶を粉末状に粉砕したものになります。
お湯で溶くことで直ぐに飲むことができ、濃さの調整も簡単です。
また、お菓子作りでも生地に混ぜ込んだり、粉砂糖と混ぜて使えます。
塩と混ぜて抹茶塩にしても美味しいですね。